4月 282016
日銀は27日・28日の金融政策決定会合を開き、本日その内容を公開しました。公表資料の「経済・物価情勢の展望(2016 年4月)」(PDF)を見ると、
- わが国の景気は…基調としては緩やかな回復
- 2018年度まで…国内需要が増加基調をたどるとともに、輸出も、新興国経済が減速した状態から脱していくことなどを背景に、緩やかに増加する
- 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比…に達する時期は、2017 年度中
- 物価見通しは、成長率の下振れや賃金上昇率の下振れなどにより、2016 年度について下振れ
- 金融政策運営については、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を継続
とのことで、目新しい追加政策は何もありませんでした。
そのため、ドル円は……
また、日経平均は……
ということで、これは先行き不安ですね……
先週のブルームバーグ報道はなんだったのでしょうか……
来年4月に予定されている消費税増税は……これで延期する言い訳になりますかね……
一応日経記事からも情報を拾っておきましょう。
- 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5745億円、売買高は15億7961万株
- 東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割を超える1634、値上がりは240、変わらずは76
- トヨタや日産自、ホンダなどの自動車株が軒並み下げ
- 三菱UFJや三井住友FG、みずほFGも大幅安
- 前日に17年3月期の年間配当を引き上げると発表した富士フイルムが上げ幅を縮めるもプラス圏を維持
- 好業績が続く見通しを示した富士電機も高い